法案は拡大解釈され、全アニメとマンガが審査対象になった。そして悪夢が始まる。
201X年。
2次元をあきらめきれないオタたちは、ついに3次元に助けを求めた。
なぜか規制を免れたAVの「擬似ロリ」タレントを模写して2次元化。
一部実写を入れることで「これは20歳以上のタレントです」ということを強調。しかし、元々がAV女優だったためか、妙なリアルさがあるためか、大失敗に終わった。
そこで小学生にも間違えられることのある某声優を採用。実写からギリギリまでデフォルメして、「素体」と呼ばれる「規制にひっかからないアニメキャラ」が作成された。賛否両論ではあったが、「やむなし」の声もあり、放映結果は良好だった。そしてその素体から似てはいるが規制には引っかからない多くのキャラクターが生まれた。
その後も、マンガ、ゲーム、アニメのために「18(歳)超えても72(cm)超えるな」の合言葉の元、素体となる人材探しが始まり、「発育不良ビジネス」と呼ばれるほどになった。
しかし、そこに再び日本ユニ○フが立ちふさがった。完全な実写以外は認められないと難癖をつけたのだ。マスコミと一部議員の力も働き、日本のアニメはここに滅びた。
その頃、マスコミは窮地に立たされていた。
不景気が進んだため、スポンサーはほぼパチンコと金融関係ばかりになり、頼みのドラマは誰を起用しても駄目。マンガ原作のドラマを作ろうにも、原作とすべきマンガは発禁状態。さらにはラノベまで挿絵が元で発禁となっていたのだ。
そこでマスコミは「もう誰も読んでいないから盗作してもわかるまい」と発禁になったマンガとラノベからストーリーを抽出。後に言う「パクリドラマ」を放映した。しかし、名作がオタの頭から消えるわけも無く、「盗作だ!」とたちまち祭り騒ぎに。さらに製作者が発禁のマンガとラノベを所持していたことも発覚。「個人所有で無いからいいはずだ」という言い訳もむなしく、マスコミは製作会社を切り捨てることでどうにか難を逃れたが、もはやドラマには誰も見向きをしなくなった。
さらに追い討ちがかかった。パチンコがスポンサーを降りると言うのだ。
パチンコ店は苦慮していた。
新法のおかげで、マンガやアニメを元にした台が作れなくなったためだ。「ウニ物語」は明らかに大人の男女ということで難を逃れたが、もはや新たな顧客を呼び込む台は作れない。かろうじて「パチンコ台の映像はストーリー性がないので、アニメではない」と日本ユニ○フに発言させ、アニメやマンガ関係の製作者を取り込み、パチンコ専用の「擬似アニメ」を作成。かろうじて収益の低下に歯止めをかけた。しかし、以前のような収益を上げようと「ロリキャラ」に手を出してしまい、オタを呼び込むどころか反撃のきっかけをあたえてしまう。
迂回献金、故人献金で議員を操り、パチンコを正式に合法ギャンブルと認めさせたがすでに遅く、パチンコは衰退を始める。
その頃、エロゲ業界はまったく新しい道をたどり始めていた。
まず絵師は全て解雇され、ゲームは「テキストと音のみ」となった。
そして、「ゲームの内容を想像して描いてみた」という「個人絵師」がネット上に現れ、テキストに合ったイラストをネットにアップし始めたのだ。彼らは解雇されたはずの絵師たちだった。その絵を拾ってゲームと同時に開くことで、ひとつのエロゲになるのだ。
さらにテキストは簡単に「改造」できるようになった。「セーブデータ改造・攻略サイト」で、「テキスト改造バッチ」が出始めた。それを使うと、「20歳」の表記を「13歳」に変えたり、「大学生」を「小学生」に変えることもできるのだ。さらに「義妹」を「実妹」にするマニアックなバッチまで現れた。
ある日のこと、中国産のアニメが多数大々的に発表された。
ロリキャラをメインとしたアニメは、クオリティやストーリーはともかく、日本のオタたちの目を驚かせた。と同時に、これは日本に輸入されまいと思わせた。しかし、日本ユニ○フは「中国政府公認のアニメであり、教育現場で見せても差し支えない芸術的作品であり、日本のアニメとはまったく違う」との見解を出し、日本のオタを憤慨させた。
どう見ても小学生のキャラクターは実在の「18歳以上の少女」を素体としたとのことだったが、中国人の年齢などなんとでもごまかせることは周知の事実だった。
ところがである。アキバで行われた中国アニメイベントに参加した少女が自分の実年齢と素性を暴露。チベットで両親を殺されて連れてこられ、まだ13歳だと言うのだ。少女は一時的に日本政府に保護された。
しかし日本ユニ○フは「彼女の親戚が中国で帰りを待っている。子供は家族と一緒に居るべきで、中国に返すべき。これは子供の人権を守るため」と主張、押し通そうとする。だが、中国に戻ったら殺されかねないというのは誰の目にも明らかだった。
犯罪はどうなったか?
マスコミで「児童に対する犯罪」はほとんど放映されなくなった。
しかし、実際は以前より増えていた。その事実を突きつけられてもマスコミは
「児童の将来のため、報道を自粛しています」と言い訳した。増えていては法律を制定したことも、日本ユニ○フも、それを煽ったマスコミも責任を問われかねないからだ。
変わった事件もおきた。パチンコ店の駐車場で取り残された少女や母親の連れこんだ男に虐待されている子供を「保護」という名目で誘拐し、「育成」をしていたオタが逮捕されたのだ。「美少女育成ゲームがなくなったから」という供述は一切報道されなかったが、これがまた新しい社会問題を発生させる。
「児童育成ゲーム」だ。パチンコに興じる両親や男にうつつを抜かしている母親にとって、子供は居ないほうがいい存在。そしてゲームを失ったオタは少女を実際に育てられると言う事件を目の当たりにしてしまった。
両者の利害が一致し、子供をオタに預けると言うビジネスが始まった。戸籍上はそのままで、オタの家に「預けられる」こととなった。その間にお金が関われば人身売買や無許可保育のような摘発も出来たのだろうが、「友人の家に預けた」と言われればどうしようもない。親はいらない子をタダで預けられるし、オタはタダで育成ゲーム実写版が楽しめる。手を出さなければなんだってできるのだ。もうアニメやエロゲを失った時のような失敗はしたくないと、オタたちは慎重に育成を始めた。淫行ではなくなる歳まで育て、自分を好きになるようにするために。
201Y年。
日本ユニ○フは「無給」であったはずの官庁からきた役員に対し、法外な「報酬」を払っていたことがわかり、さらに寄付金の不適切な使途(視察の名を借りた役員の豪華海外旅行)もバレ、国連ユニ○フから絶縁される。
しかし、一度失われたものは戻らない・・・。
パチンコ店はまだ生きていた。
アニメが滅びたせいで大打撃を受けたデ○ズニーを取り込み、キャラクターを景品化「デ○ズニーキャラを買うなら、デ○ズニーリゾート以外ではパチンコ店でのみ扱ってます」としてデ○ズニーファンをゲット。さらにデ○ズニーリゾートにパチンコ関係のアトラクションまで創設した。
マスコミはCM料だけではやっていけなくなった。もちろん、番組のなかにあざといCMを入れたり、詐欺まがいのテレショップなども放映した。しかし、下がった視聴率は戻らなかった。
ついには「世論操作、噂の流布をします」という裏ビジネスまで初め、最初は良かったが内部告発で自らにとどめをさしてしまう。民主党が必死に救おうとしたが共倒れとなった。
ネットが情報収集の中心となり、人々はようやく「自分の目で物事の真実を見つける術」を身につけた。それにより、アニメやゲームの良さが再び注目され復活。
~~~ハッピーエンド?~~~
なお、児童育成ゲームで少女をツンデレやヤンデレに育てたオタたちが、成長した少女たちに酷い目にあったと言うのは、もうどうでもよいことである。
おしまひ


by hastuyama
「先生を流産させる会」の会員…